自費出版物について

見た目も良い本を作るには

印刷

同人誌を印刷する際、大抵の印刷業者では、各種基本コースの他に、自分の好みで好きにカスタマイズできる「オプション」が用意されています。
これらを利用すれば、自分の作品を「ごく普通の同人誌」から「ちょっと目立つ同人誌」にグレードアップすることができます。
また、人目を惹く装丁や特殊な製本は、それだけ買い手に手に取ってもらいやすくなりますから、自分の満足感プラス売り上げアップも期待できます。
そして、同人誌印刷で選べるオプションには、表紙や本文の印刷・加工や紙の質を変えるものと、カバーや折り込みポスターなどを追加するものとがあります。
それぞれに人目を惹きつけるポイントが違いますから、これらのオプションを選ぶ際には、「自分の作品とバランスが取れているかどうか」を基準にするのが、良い本を作るコツです。
例えば、最もポピュラーな表紙加工の一つである箔押しも、絵柄によって光沢のあるメタリックな箔が合うか、マットな箔が合うかが変わってきます。
あるいはページ数の少ない本なら、表紙を少し厚手の紙にしたり遊び紙を挟んだりすると、見た目も良く読みやすくなります。
さらにこれまで出した本の総集編や記念誌などなら、表紙をハードカバーにした豪華版にすると、特別感が出て保管にも便利になります。
同人誌は自身の満足のために出すのが第一の出版物ですが、そこにこうした少しの「見せ方」や「読み手への配慮」を加えることで、より評価される本になり得るのです。

上質な品質で製品化を

カラーチャート

日本人にとって、漫画という存在は特別なもので、たくさんのところで目にすることができます。
書店はもちろんのこと、テレビやお菓子のキャラクターなどにもなっているので、もはや日本の代表的な文化といっても良いでしょう。
その漫画文化を自身で表現したいと考えて、いわゆる同人誌を仲間内で作成している状況もあるはずです。
そして、その完成した同人誌をたくさんの読者に見てもらうために、年に数回開かれる大きなイベントで、販売を予定する方もいるでしょう。
その場合は、仲間内で読むものではないため、商品としておかしくない品質を、用意する必要があります。
そのため、個人用のプリンターを使うのではなく、業務用の印刷機器で立派な同人誌を作成してもらいましょう。
業者ならば、印刷自体の品質はもちろんのこと、紙の品質も本屋に並ぶような上等なものを選ぶことが可能だからです。
なお、紙のサンプルを用意してくれる業者を活用すれば、実際に手に触れた上で、納得できるものを選定できます。
ただし、普通の種類の印刷業者ではなく、『同人誌に対応』と明言しているところを選んだほうが良いでしょう。
それは、同人誌の印刷に対応しているならば、大きなイベントにあわせて、データ入稿の締め切りを設定しているからです。
同人誌を作成する上で、印刷所へのデータ入稿が間に合わなかったという悲惨な話はよく耳にするでしょう。
しかし、同人誌に対応しているところならば、明確なタイムリミットを教えてくれるので、それを守れば、大きなイベントに確実に間に合います。

柔軟な対応ができる所を

冊子

昔から同人活動をしている人にとっては隔世の感がある話かもしれませんが、現在の同人誌などの人気に伴ってそれを印刷してくれる会社はとても増えたと言えます。
なかには同人誌の印刷だけでもなく各種のグッズ製作を行なっている業者もあって、この界隈の隆盛は大きなものになっていると言えます。
同人印刷を請け負ってくれる各会社は、当然のことながらページ数と印刷部数が少ない本に対応しています。
その他にも使用する紙の品質や装丁の仕方など様々な選択肢があります。
もちろんどのような条件を選ぶかによって金額の違いが出てきますし、同じ条件での印刷であっても会社によっての金額の違いもあります。
また、早さと値段を重視して少ない部数の印刷に向いているオンデマンド印刷と、品質と発行部数が多いときのコストの点で優れているオフセット印刷の主に二つの印刷方式が存在しています。
業者選択する際に検討しなければならない項目は思っているよりも多いものです。
初めての利用で、これらの全てのことに客観的な判断を下すのはとても難しいことです。
そのため、インターネット上の口コミや知り合いに同人活動をしている人がいれば、その人の意見も参考にして業者選びをすると良いでしょう。
それから気になった業者があったら、疑問に思うことや分からないことなど臆せずに問い合わせてみましょう。
そのときに丁寧な説明をしてくれて柔軟な対応をしてくれるところがあれば、信用して依頼しても良いかと思います。